こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。
自宅でヘナをやってるけど、白髪が染まらない
また
サロンで染めたけど、染まりがイマイチだった
というお悩みで、moiに来店される方も多くいらっしゃいます。
そういった方々に、よくあるパターンとしては、
ヘナの単品染めというよりは
インディゴが混ざっているものを使っている方が多いです。
ハナヘナでいうところの
ハーバルブラウンやマホガニー。
市販されているものだと
ライトブラウンとかダークブラウンとか書かれてあるもので染めている方に
染まらなかった、と言われる方が多いです。
ハーバルブラウン(茶色)は
ヘナの粉末(オレンジ)とインディゴの粉末(藍色)が
ヘナ:インディゴ=4:6
で混ざってます。
マホガニー(濃い茶色)は
ヘナ:インディゴ=2:8
で混ざってるそうです。
一般的には
1回目はヘナ(ナチュラル)単品
2回目がインディゴ単品
の2度染が白髪染めの基本です。
ハーバルブラウンの1度染めだと
白髪の染まりはかなり弱いので
髪質によっては、薄っすいベージュぐらいの染まりになる場合もあります。
施術直後は、ほとんど”無色”なんて場合もあります。
この場合2日ほどして徐々に色が変化し、やっと薄い茶色になるぐらいです。
マホガニー(濃い茶)も大まかには、色の変化の過程は、同じように考えてもらって大丈夫です。
インディゴはヘナのように、
直接浸透して、色が絡みつくという感じではありません。
インディゴは、菌みたいなものなのです。
ざっくり言うと
菌が髪に浸透して発酵することで
ブルーっぽい色に発色していきます。
菌とか発酵とか言い出すと難しくなるので、
これだけ覚えててもらえば大丈夫です、
「インディゴを混ぜたヘナを使用した場合は
しっかり色を出す為に、”空気と水”が必要なので、
染めた後2日は、髪の毛を濡らしたり、乾かしたり(自然乾燥)を繰り返す
シャンプーを使わない!」
です!
これがしっかり染まるコツです。
インディゴを使った後
可能であれば、その日はお湯洗いのみで
シャンプーしない方が良いです。
可能であればと書いたのは
頭皮への残留も考えないといけないからです。
*インディゴはヘナと違いかゆみが出る人もいらっしゃっいます。
染めた後、発色を最大限引き出す為にお湯洗いだけにするか?
ボソボソ感が残るのが嫌、手っ取り早く洗い流したいのでシャンプーをするか?は、
お好みに任せますが
(moiでは、お湯洗いのご希望がなければシャンプーを使って流します。)
インディゴを流したらタオルドライのみで
ドライヤーはせず自然乾燥が1番効果的です。
自然に乾いていく時に、インディゴが発色していきます。
現実的に難しいとは思いますが
究極を言えば、2〜3日ぐらい
インディゴが発色するまで
水で濡らして、自然乾燥を何回も繰り返すと
インディゴの発色はマックスになります。
風邪をひかない程度にという事と
髪の毛が濡れてると洋服に色移りしますので
そこら辺も気をつけて頂きたいところです。
全体を濡らすのは難しい方であれば
気になる分け目や顔まわり部分だけでも
濡らして乾いて、を繰り返してあげると良いかもしれません。
ヘナと書いてある商品で、染めた直後にしっかり茶色に染まっていたら、
ヘナやインディゴだけでなく、何かしらの染料が混ざっていると考えられます。
そういった混合商品や、通常のヘアカラーと比べると
天然100%のヘナやインディゴだけだと
きっと思ったようには染まりません。
どちらを選択するかは、自由ですが、
天然の草であるヘナやインディゴは、
染まりに関しては、そういうもんなんだと考えておくと良いでしょう。
時間も手間もかかります。
自分の考えを草に合わせないといけません。
ですが、ちょっとしたコツを知る事で
今よりもう少し染まりが良くなるかもしれませんので、
今日の記事が参考になれば幸いです。