ヴィダルサスーンアカデミー ロンドン研修 まとめ

こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。

ヴィダルサスーンアカデミー ロンドンにて

abcコンプリートコースを受講してきました。

実習、講義、デモの繰り返し。

ひたすらモデルさんに協力頂きカットとカラー

ケースバイケース

abcの使い方と応用

この仕事っぷり

プロフェッショナルとしての

振る舞い、こだわり、

基礎であるabc

骨格をとらえる、髪質を感じる

展開図を描ける、abcを組み合わせ実際に使いこなせる

きちんと丁寧に、それらひとつひとつを

行う。

特別な事はなく

ヴィダルサスーンだけが知ってる裏技があるわけでもない

ロンドンだから特別な事をしてるわけではない

abcが大切である事を何度も何度も改められます。

どこまでいってもabcの基礎の応用であって

abcの理解がなければ

デザインはグシャグシャになるんだと思います。

aライン、bグラデーション、cレイヤー

もちろん、日本人と骨格、髪質、流行は

違いますので

カットもヘアカラーもデザインは変わってきます。

見てるものも違うし、街の雰囲気も違うので

発想の違いもあるでしょう。

違う環境に触れて、新しい引き出しをみせて頂いて

とても勉強になりました。

もちろん、日本に帰ってきて

クリエイティブな髪型を、

一般に当てはめるというのは

違う話ですけどね。笑


そして、

abcを使いこなせる、手先の作業ができるのも

もちろん凄いけど、

ビジョンを描けるという力も凄い。

脳みそを拡張されたような経験でした。

好きじゃないと、その世界に入っていかないと

わからない文脈が沢山あると思うので

わかりづらいとは思いますが。

ヴィダルサスーンの作品は

概念があって

なんでこう切ったんだろ?

モデルさんとの間にどんな会話があったんだろう?

どんな人間だったんだろう?

どんな時代だったんだろう?と

想像させられるというような感覚でしょうか。

そういうものがあります。

一人一人の髪型から

そこまで考えさせられて、楽しめるって

本当に作品ですよね。アートといいますか。

ヴィダルサスーンが提唱した

ウォッシュアンドゴー

(髪の毛を洗ったそのまま)

みんながそれまでは、

髪の毛を結ったり、セットしたりしするのが当たり前だと

考えていた

時代に

「髪を切って洗って乾かしたら

形が決まってる!」それが完成品だと

よくそんな事思いついたなぁとも思うし

ウォッシュアンドゴーが世に認められたのも

そして、それによって

世の中の人の生活スタイルを変えて

そのために技術者に必要なabcという

説明可能な言語をつくって

今の時代もそれが続いていて

本当に革命家ですよね。


ヴィダルサスーンアカデミー

本当にこのタイミングで受講して良かったなぁ。

ヴィダルサスーンと検索すると

「ヴィダルサスーンカット 古い」

と出てきますが

ヴィダルサスーンの提唱しているものは

そもそもカットの形、ヘアスタイルを語るものではないので、ちょっとズレてるかなぁと。

ゾーンが違うとわからない事

理解が難しく思考停止になるからかもしれません。

それを細かく説明したとて

専門分野でもない限り

必要のない情報ですので

説明する必要もないとは思いますし

うっとおしく思われ、刺激してしまうかも

しれませんので、

それよりも、もっと深める事を続けたいなと

思いました。

改めて美容師が好きになったし

まだまだ自分の考え、技術を深めたいと思えました。

それだけでも、ヴィダルサスーンアカデミーの研修を受講して良かったと思います。


今回

皆さのご支援にて、ロンドン研修に参加させて頂きました。

ご支援頂いた方、予約を調整して頂いた方

本当にありがとうございます。

年内は今のところ、石垣島ヘナのお手伝い以外は

通常どおりサロンにて髪を担当させて頂く

予定です。

これからも技術の向上に惜しまず

サロンにおりますので

皆さんに技術でお返しできればと思います。

本当に快く送り出して頂き感謝してます。

ご来店楽しみにお待ちしてます。