どれくらいの周期でメンテナンス(カット、ヘナ)をしたら良いですが?

こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。

どれくらいの周期で、カットやヘナのメンテナンスをしたら良いですか?

確かにふわっとした感じですよね。

黒髪ロングの方なんかは、あまり美容室に行かないって話も伺います。

白髪が目立ってきたから?

髪の毛がはねだしたから?

ドライヤーに時間がかかるようになったから?

周期は人それぞれと言ってしまえば

それまでなのですが、

今では、美容室でも歯科医院のように

次回の予約を入れて帰ってください!

というような美容室も沢山あります。

そもそも髪の毛のお手入れとは

なんなんやろなぁと

改めて考えさせられるご質問です。


日本の神話に見る髪の役割

髪は魂の象徴だった

とも言われています。

現代では、日常的に髪を切り

整えていますが

昔の日本では

髪には特別な意味が込められていたそうです。

神話や歴史をたどると

髪が単なる身体の一部ではなく

「魂の象徴」「神聖な力の宿るもの」

として扱われ考えられていたことがわかります。

日本神話の中に

髪にまつわるエピソードがいくつかあります。


ヤマタノオロチの伝説に登場する

クシナダヒメは、「櫛」の名を持つ女神です。

彼女を救うために、スサノオノミコトは

彼女を櫛の姿に変え

自分の髪に挿して守りました。

かなり話を端折ってますが、笑

この話から

櫛や髪には魔除けや守護の力があると

考えられていたことがわかります。

日本の武士や修験者は

人生の大きな転機で

髪を切る儀式を行っていだと言われています。

たとえば

  • 出家する際に髪を剃る(剃髪)
  • 武士が敗戦や転向の際に髷を切る
  • 女性が喪に服すときに髪を切る(髪を断つことで悲しみを示す)

髪が「自分の生き方や魂の表れ」とされ

切ることで過去を断ち

新たな自分になるという

象徴的な意味を持っているからです。

さらに古代では、

髪を伸ばすことが神聖視されていました。

  • 巫女やシャーマンは長い髪を持つことが多かった
  • 髪を整えることが、心身を清める行為とされていた
  • 神社の儀式では、髪に櫛を通して邪気を払う風習があった

長い髪には「気」が宿るとされ

生命エネルギーの象徴だったとも言われています。


実際に僕も

髪の毛を鎖骨下まで

伸ばした経験があります。

僕自身の心の変化もありましたが

どちらかと言えば

周りからの見られ方が変わるので

その印象に、自分がフィットしていく

というほうが、僕の経験ではしっくりきます。

ロン毛、金髪、短髪

それぞれ見られ方が違って

やってる事、話してる事は変わらないのに

見た目1つでこんなにも

印象や評価が変わるんやなぁと

いい経験でした。


話は戻りますが

現代でも、無意識のうちに

髪に対する特別な感情を持っている人は

少なくありません

  • 失恋したときに髪を切る → 過去との決別
  • 髪が伸びると気分が変わる → エネルギーの変化を感じる
  • 髪を整えることでスッキリする → 心を整える行為

そう考えると

日々行っているヘアケアも

神話の時代から受け継がれてきた

髪の力を無意識に

感じ取っているのかもしれません。


日本の神話において

髪は単なる装飾ではなく

「心と繋がる大切なもの」

として扱われていました。

髪の手入れをすることで

単に美しさを求めるだけでなく

自分自身の内面を整えることが

できると考えても良いのかなと。

髪の毛を整える周期は

外見のケアとしての考え方もありますが

心と魂を磨く行為だと考えると

月1なり、2ヶ月に1回なり

定期的に調整できると

心にも良いかもですね。

参考になれば幸いです。