ばっさりカットしたいけど、躊躇してしまい、いつも似たような髪の毛になります。

こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。

ばっさりカットしたいけど、躊躇してしまい、いつも似たような髪の毛になります。

はい。今日もよろしくお願いします。


イメージを変えたいけど、躊躇してしまう問題。

美容室に行く前は

「今回は思い切ってショートにしようかな」

なんて考えていたのに

いざ椅子に座ると「前と同じ感じで」と言ってしまう、

現象。あるあるですね。

よく聞くアドバイスに

「似合う髪型にするには骨格や顔の黄金比を見ましょう」とか

「髪質やクセに合ったスタイルが一番」といったものがあります。

もちろん、これはこれで間違っていません。

実際、美容師側からしても、

似合う・扱いやすい・長持ちする

の三拍子が揃いやすい方法で

理論的にも納得のいく話です。

そうやって正解に沿って髪型を決めてきたはずなのに、なぜか満足できない

なぜかずっと似たような髪型のまま

そういう人、けっこう多い気がしませんか?

ひとつ仮説を立ててみます。

髪型の似合う・似合わないは、

「マインドセット」も大きな要因ではないかなと。

マインドセットつまり

「その髪型に対する自分の気持ち」や

「そのスタイルを自分がどう受け止めているか」

といった内面の状態です。

たとえば、

テレビに出ている女優さんやモデルさんを見て

「この人はどんな髪型でも似合うなあ」

と感じることがあったとして

でも彼女たちが毎回

黄金比や骨格診断をもとに

髪型を決めてるかというと

ちょっと違うはずです。

彼女たちは、「これが今の私に合ってる」と

自信を持ってその髪型を楽しんでいる。

そう見えることが、

結果的に「似合っている」ように見えるんだと思います。


もちろん、骨格や髪質に合うことも大切です。

だけど

その上に何を乗せるか

どう見せるかは

「気持ち」の部分が大きい気がします。

たとえば、

初めて前髪を作った時や

ロングをバッサリ切った時

「似合ってるかな…?」と不安になる気持ちがあると思います。


でも、そのまま数日過ごして

周りの人が「いいじゃん!」って言ってくれて

ようやく「あ、これもアリなんだ」って思えるようになる。

僕の場合は、帽子がそう。

昔は帽子をあんまりかぶらなかったのですが

かぶり続けていくと、違和感が減ってく。

つまり、「似合っているかどうか」は、最初から決まってるわけじゃなくて、

自分の中でじわじわ「そう思えてくる」ものでもあるんじゃないかなぁと。

とはいえ、気持ちが大事と言われても、

いきなり勇気が出ないこともありますよね。

髪型って毎日鏡で見るものだし

変えるのってちょっとした冒険です。

そんな時は、いきなり

「ばっさり」じゃなくてもいいと思います。

たとえば、前髪だけ変えてみるとか

分け目を逆にしてみるとか

耳にかけるスタイルを意識してみるとか

ちょっとした変化でも

「いつもの自分」が少し違って見えてきます。

それだけで

不思議と次のステップへの心の準備ができたりするんですよね。


髪型を変えるときに一番大事なのは

「自分がそのスタイルをどう受け入れるか」も大きいと思います。

どんなに理論的に「似合っている」髪型でも

自分がモヤモヤしたままだと

なんとなく落ち着かない。

逆に、「これが私の今の気分」と思えれば

それが一番しっくりくるスタイルになるはずです。

「似合うかな?」ではなく

「この髪型で過ごしたいかな?」という視点をもつのもありかなと。

ちょっとした視点の転換で

次の一歩がぐっと軽くなるかもしれません。

参考になれば幸いです。