アーユルヴェーダ研修2日目
朝、まだ薄明るいというより暗い空の下
鳥の鳴き声にまじって
ザーっと波の音と海風が通る音がします。


シッダレパの朝は
都会と別世界の静けさ
ヨガマットの上で深呼吸すると
それだけで体の巡りが整っていく気がしてきます。


朝6時から、ガーデンヨガ
ゆっくり伸びてくる太陽の光とともに
気づくと、呼吸がゆっくりに。

久々のヨガ
忙しくてなかなか時間がとれてなかったけど
やっぱり気持ちいいっすね。
ただ久々すぎて、身体は全く動かなかったけど、笑
改めて、身体の事に気付けたのは良かったです。
ヨガのあとは、朝食

スリランカの料理は
胃にやさしいのに香りがあって、食べるだけで整っていく感じがあります。
その後、今回のスケジュールをとりまとめてくれたマネージャーのushanさんと合流

案内のもと、いよいよカウンセリングへ。

ドクターが脈をとり、体質や今のバランスを診断してくれる。
僕の診断結果は
「ヴァータ優位、次にピッタ、そしてカパ」
とのこと。
アーユルヴェーダでは
人の体や心は「風・火・水」のようなエネルギー(ドーシャ)でできているとされていて
これがそれぞれ「ヴァータ・ピッタ・カパ」と呼ばれる。
・ヴァータ(風):動きやすい。思考が多く、不安定にもなりやすい。
・ピッタ(火):熱や集中力。でも怒りっぽさにもつながる。
・カパ(水):安定と潤い。でも重く停滞しやすい。
僕は、「ヴァータ」がやや強めとのこと
確かにここ数年は、仕事の事で思考がグルグルしていたかも?!笑
その他
アーユルヴェーダの真髄を
ゆっくり丁寧に教えて頂き

ushanさんとDoctor


ヘルスリゾートに植わってあるハーブをひとつひとつ説明して頂きました。
シッダレパヘルスリゾートのガーデンに植わっている植物の98%は
実際に使用する事もできるハーブなんだそう。
石垣島のヘナ畑がある仲田園芸に雰囲気が似てて
なんか落ち着く!笑

そして、この日の振る舞いのハーブティーを頂き



いざ施術へ
施術は、その日の状態に合わせて処方されたオイルを使って行われます。
温かいオイルが額から肩、背中、足へとじんわり染みていく。

最後にフットバスに入って

施術が終わる頃には全身がぽかぽか
気づいたら、頭の中まで静かになっていました。
ただ
この日の夜、強烈な頭痛と眠気に襲われました。
カフェインを急に抜いたから?
(日本では毎日コーヒーを飲んでいた)
なのか?
それとも、肉を取っていないせいで鉄分が不足して、軽い貧血?
なのか?
はたまた、移動の疲れや時差ボケ
(スリランカは日本より3.5時間遅れ)
も重なって、低血糖気味だったのか?
おそらく、いろんな要因が重なった反応だったんだと思いますが
というかシンプルに、休んでなかったからかもしれません!笑
アーユルヴェーダの施術では、ときどきこういった反応が出ることもあるらしく
体が「いつものパターン」から離れて
本来のバランスを取り戻そうとしているサインなのかもですね。
どこかで見ないふりをしていた疲れや滞りが
この静かな空間でじんわり表に出てきている感覚。
不調というより
麻痺してた身体に気づいた!に近いのかも?!
カフェインで無理矢理身体動かすのは
ほどほどにしないとですね。笑
たまたまこの日は、スリランカの「ウェサック・ポヤデー」という特別な満月の日。
ブッダの誕生・悟り・入滅が重なったとされるこの日は、


街中に光があふれ、無料でお茶やごはんを分け合う風習があるそう。



この祈りの夜に、静かに頭痛で動けずにいる
自分がなんだか、さとされているようで、笑
いま必要なのは、頑張ることではなく、休むこと
そんなふうに、思わされた日でした。
お店を初めて10年になろうとしてますが
ずっと休む事、立ち止まる事に強迫観念がありました。
というか、今もあります。笑
できないからこそ、人の倍「もっとやらなきゃ」「頑張り続けなきゃ」と
楽しい反面、自分を追い立てるように動いていたように思います。
超絶美容師が楽しいからこそ
できていた部分もありますが
でも、もしかしたらすでに
きっとどこかで身体か、心のどこかが壊れてしまっていたのかもしれませんね。笑
休むことにも価値がある。
壊れてる前に、自分を守るための大切な時間が
休む事なのかも?!
動くことと同じくらい、休むことにも価値があるのかもしれないと、
これをきっかけに、少し自分を許せるようになったかもしれません。笑
厳しい時代を支えてくれた方に感謝して
健康を守り、黙々と自分らしく楽しいを続けてれば
ええのかもしれません。
その日は、夕食も部屋にコールがかかってきて
気づいたくらいで
一瞬散歩に出た以外は、ずっと寝てました!笑

