中学生に向けた社会人講話にお招きして頂きました

こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。

なんと、中学校の先生から「社会人講話」にお招きいただきました。

「美容師」という職業について、

中学生に話す機会をいただけるなんて、ありがたいような、照れくさいような。

まだ、その日は来ていないのですが

何をどう話そうか

いま頭の中を整理する為に書いています。


講話って言っても、おそらく1時限程度でしょう。

短いようで長い。長いようで、

意外とあっという間だったりもするんですよね。

中学生に向けて

大人とも子どもとも言い切れない

絶妙なお年頃

あまりに真面目すぎても退屈だろうし

ふざけすぎても説得力がない。


「仕事のやりがいとは」とか

「夢を持つ大切さ」とか

「諦めなければ叶う」

みたいな話をイメージします。

でも、いざ聞く側にまわったとき

「で、どうすればいいの?」って

僕は中学生のころ、そう思ってました。笑

たとえば「夢を持て」って言葉。

これ、よく聞くし、悪いことではないんですけど

夢が見つからない人にとっては

けっこうプレッシャーだったりします。

「夢がない=ダメな人」みたいな構図になってしまうと、

本来のメッセージが

ちょっとズレて伝わっちゃうこともある。

僕自身、美容師になるって決めたのは、実はわりと遅かったです。

きっかけも「なんとなくカッコよさそうだな」

くらいのノリでした。

でも、やってみたら

想像よりずっと深くておもしろくて

自分なりの意味が後から育っていった感じです。


今でも行動してみて、肌で感じて

失敗したり恥かいたりしながら

「あ、自分ってこういうの好きなんだ」とか

「これ無理だな」とか

そうやって少しずつ、自分の輪郭が見えてくる気がします。

とはいえ、「とにかくやれ!」って言われても

怖いし、めんどくさいし、失敗したくないですよね。

僕もそうでした。

でも、その怖さとかめんどくささって

たいてい「やったことがない」ことからくるんですよね。

やってみると、「あ、意外といけるかも」って思えたりする。

逆に、「これは無理かも」ってこともある

それって、動いた人にだけ得られる

自分だけのオリジナルな感覚なのかなぁと

ネットで調べて、AIに聞けば

わかった風にはなれる時代。

現場の雰囲気を、自分で直接感じないことには

本当の事はわかりませんからねぇ。。


ウィッグを使って

実際にちょっと髪を切ってもらう時間でも作ろうかなと思っています。

プロのハサミを握ることで

「あ、切るってこんな感覚なんだ」って

ほんの少しでも実感できたらうれしい。

別に美容師を目指さなくてもいいんです。

でも、実際にやってみたら

「思ったより楽しい」とか「難しい」とか

なんでもいいから

行動から“何か”感じてくれたらいいなと。

まぁそれしかしてないので

それしか伝えられないんですけどね。笑


考えは、時に間違うことがありますが

行動して感じたことは

ちゃんとその人なりの血肉になる気がしています。

頭でぐるぐる考えるより、まず一歩やってみる。

うまくいっても、いかなくても、そこにちゃんと“経験”が残ります。

その経験が、ちょっとずつ自分をつくってました。


と、今のところこんな感じで、話す内容を考えています。

どうなるかは当日のお楽しみ。

中学生たちとのやりとりの中で

こちらも何かを教えてもらう事もきっとあります。

また講話が終わったらご報告しますね。

僕自身も新しい経験にチャレンジです。