こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。
先日、エジプトへ香油の勉強に行ってきました。
今回新しくヘアケアを制作するにあたり
「香り」そのものを
もう一段深く理解したいと考え
技術や成分だけでなく
香りの文化から学んできました。
そうして制作致しました素髪クリーム

いわゆる美容としてのコンセプトは
これまでのオリジナル製品と変わらず
余計なものを入れない、シンプル設計
湯シャンの方にも、ヘナの方にも
そうでない方にも
様々髪の悩みに寄り添いながら
髪、肌の保湿も対応できる
マルチなクリームにしました。
簡略化すると
サラサラ、スッと馴染む系の
洗い流さないトリートメントとして
ご使用頂けます。
質感は重たくないので
ふんわりしたいけど、パサツキは保湿したい
アホ毛を抑えるアイテムとして
ベタベタしたものをつけたくない方
出先での髪やお肌の保湿を一本でまとめたい
みたいなお手伝いができるかなと。

今回の製品づくりで大切にしたのは
自分の色を探し、それを守ること。
◯◯成分が流行っているから入れる、とか
リッチに見えるからそうする、といった
流行の正解をなぞるのではなく
この使用感、この香り、この質感がいい
そう感じるものを探し続けて
気づけば、これに辿り着いていた
みたいな感覚。
心から良いと思える、おすすめできるアイテムになりました。

綺麗な写真や映像で飾ったり
情報でラッピングして
バズらせることもできる時代
AIで誰でもそれっぽいことが言えるし、作れる今。
製品の魅せ方もコモディティ化し
成分知識マウント的な専門性も
少しずつ陳腐化しているようにも感じています。
だからこそ
僕が美容にかけてきた時間や経験
人と人とのコミュニケーションの中でしか拾えない
言葉にならない髪や心のニュアンス
そこに、きちんとフォーカスして作りました。


わかりやすいものより
見えないものを大切に
言葉にならない質感やニュアンス
香り、心地よさ。
正直なところ
ここにも本当は、あまり細かい事は
書かないほうがいいかなぁとか思ってます。笑
素髪クリームの使用感や体感は
成分や形状だけでなく
使っていくなかで
その周りに感じるであろう見えない部分も含めて
感じ取ってもらえるものだと思っています。
説明すればするほど
どこかチープになってしまいそうで
使う方それぞれの感覚を
そのまま楽しんでほしいのです。


今回、僕がフォーカスした中心にあるのが
エジプトで学んだ香油の文化と歴史です。
古代の人々が「祈りと医療のあいだ」で扱ってきた
フランキンセンス。
王や神聖な儀式を支えてきた香りで
心と身体の境目を、そっと整えるものとして
長く受け継がれてきました。
素髪クリームでは
そのフランキンセンスをメインに
取り入れています。
香りが鼻に触れた瞬間
からだの奥が静かに動き出すと
言われる独特の香り。
呼吸が深まり
内側がゆっくり動き出すような変化に合わせて
肌のハリ感や輪郭が
ふと若い頃の記憶を思い出すように見える。
そんな印象を残す香りとしても知られています。
フランキンセンスの
医学的な効能を語ることは
ここではできませんが
香りだけで、からだのスイッチが
そっと入るような感覚。
そんな「若さを思い出す香り」です。
「素のままで、軽く整う」
日常に、ひとつ加える感覚でお使いください。

使用方法
ワンプッシュを手に取り、
まずは手のひら全体にやわらかく広げます。
そのまま鼻と口をそっと覆い
香りをゆっくり吸い込んで、
脳とからだに届けるイメージでひと呼吸
そのあと
髪や肌など、保湿したい部分へ
やさしくなじませてください。

とはいえ
説明よりも
使った時の感覚を大切にしてもらえたら
嬉しいです。
美しい素髪のまま軽く
必要なぶんだけ
その日の髪、その日の呼吸、その日の自分に
そっと寄り添う、ちょっとしたご褒美に使ってみてください!


店頭での販売はすでに
スタートしており
おかげさまで
気に入って持って帰って頂く方も多く
大変嬉しいかぎりです。
是非ご体感ください。


素髪クリーム 30g ¥3300
成分:水、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、グリチルリチン酸2k カルポマー水酸化 Na、フェノキシエタノール、天然精油