こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。
ヘナを、はじめたきっかけはなんですか?
皆さんの場合は
・ヘアカラーにアレルギーが出たから
・そもそも髪の毛を染めてなかったが
白髪が出てきたので、なるべく優しいもので
白髪をカバーしたいと思ったから
・ヘアカラーを毎月続けていくなかで、髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えたような感じたりしたから
・髪の毛のハリを出したいから
・友達や家族に勧められたから
・化学的なものに敏感になっているから
その他、色々きっかけはありますが
施術者側の僕がはじめたきっかけを
聞きたいって方もいらっしゃいます。
僕が、ヘナ染めをお店ではじめたきっかけは
お客さんにヘナを塗ってほしいと言われたから
です。笑
遡るとそこにたどり着くまでに
色々ありはしました。
話しが長くなるので、
ここからは読みたい人だけ読んでください。笑
そもそも、雇ってもらって働いていた時に感じていた事も
きっかけの1つかもしれません。
毎月美容室にいらっしゃるお客様。
カット、ヘアカラー、
そして、一般的には頭皮ケアと言われるヘッドスパ
更に、一般的には髪の毛の栄養補給と言われている、
なんなら修復しますと言わんばかりのトリートメントもして
ホームケアも買って
髪の毛が傷みませんよ、むしろ使うほど癖もなくなり、綺麗になりまっせ!と言われている
ドライヤーや、クシ、ブラシ、ヘアアイロンも購入して
毎月きちんとケアされてる方なのに
一向に髪の毛が綺麗になってる感じがしないなぁ
って思う事があったんですよね。
※これは個人的な感想であって、お店や商品を否定したいわけじゃないです。
むしろ手をかければかけるほど
傷んでいるように感じる事もあったり。
お客様がそれを望んでいて
メニューや商品に満足していて
それを提供して、お互い納得されてあるので
それは否定するつもりもないし
全く問題はないのですが
なんかもっと健康的な艷やかな髪の毛で、
なるべく手をかけずに、綺麗になる方法はないのかなぁ?
と、ずっと考えてました。
そんな中で、
自分でお店をはじめ
模索していくなかで
湯シャンというものを知りました。
美容業界にいると
トリートメントやスタイリング剤を
つけてつけて、重ねて重ねて
艶々に魅せる
今考えれば、髪の毛が治るというより
メイクで綺麗に魅せるに近いのかなぁと思うのですが
そういう厚塗りなヘアケアを
学ぶ事が多かったんです。
湯シャンって、お湯で流すだけ
全く真逆な考え方
マイナスなヘアケアと言いますか
そんな感じで、当時の僕からすると
衝撃をうけたのを覚えてます。
当時フランス人は10着しか服を持たない
とか、ちょっとミニマルな生活みたいなのが
注目されてた時期で
そういった本をあさってたときに
出会った記憶があります。
それから、自分の髪の毛で実験がはじまりまして
その過程をブログに書いてみたり、YouTubeにのせたりしてってやってたら
(自分で試してみて良いと思ったから続けてます)
私も、湯シャンやってますー
みたいなお客さんが来店してくれるようになりました。
・湯シャンやってるけど美容室で紹介されるシャンプー(商品)を断るのが申し訳なくて、、、とか
・むしろ切ってドライヤーで髪の毛飛ばしてくれればシャンプーしなくて良いっす!とか
・湯シャンわかってくれる美容師さん探してました!とか
・湯シャンはじめたいけど、誰に聞いていいのか?わからなくて、、、やり方あってますか?とか
そういった理由が、今でも来店理由として多く感じます。
昔は、薬剤の事ばかり、考えてたけど
人間の身体の事、皮膚とは?洗浄の仕組み、界面活性剤とは?臭いとは?食事は?入浴の歴史
逆に、有効成分とは?医薬品、化粧品、広告、
A面B面並行して勉強してました。
で、やっとヘナの話なんですけど、笑
そうこうしてると
来店するお客様の中に
気づけば自宅セルフヘナをされている方が多かったんです。
そもそも髪の毛を綺麗にしたくて模索してましたが
湯シャンしてる方って肌が敏感になってる方も多いんですよね。
肌が敏感になってる、ヘナしてる
みたいな繋がりもあるのかな?と思いますが
ヘナしてる方から
・後ろが上手く塗れないから塗ってほしい!
っておっしゃって頂き
いや、でもヘナ塗った事ないし
あんま理解ないんですよねぇ
(ほとんどの美容師さんはヘナを学ぶ場所がないのでヘナに理解がありません)
って思ったけど
じゃ勉強しまーすって言って、
自分なりに、色々ヘナのメーカーを調べてみて
ハナヘナの社長のところに突然電話でアポとって
学びに宮崎まで車で行ったのが
はじまりです。笑
それから、たまたま母親が自宅ヘナやってたので
母親とのコミニケーション代わりに
ヘナの練習させてもらったり
友達にヘナやってる人いない?って聞いて回って
紹介してもらったり
100人一気に練習させてもらって
理論や実践を経て
メニュー化しました。
実際塗る技術はヘアカラーに近いので
そんなに問題なかったのですが
色の出方や、配合、塗布量、時間、などなど
細かなポイントをつめるのに
逆にヘナモデルになってくれた方に
教わったり、実際の悩みを聞いたり、メリットデメリットを聞いたりしながら
100人目標で、楽しく学びました。
そんな感じでヘナをはじめ
原産国のインドへ行き、畑や工場の視察もし
石垣島にもヘナ畑があると聞き、石垣島のヘナ畑も行きまして
色々経験させて頂いて今にいたります。
ヘナも湯シャンも髪の毛にとって
極力影響の少ないもの
という共通点があり
ヘナしてる方は、本当髪が健康的で綺麗な方が多いんですよね。
もちろんヘアカラーみたいにデザインの幅があるものではありません。
逆に言えば、ヘアカラーは色遊びが特長であります。
元々のきっかけは、
髪の毛をどうやったら、もっと健康的に綺麗になるか?
って事を考えてたところ
行動してみたり、自分で人体実験してみたり
たまたま出会ったり、たまたま教えてもらえたり
そんな感じで、ヘナに出会いました。
結果的に、髪の毛を綺麗にする為の
選択肢が増えて
幅が広がったので
ヘナに出会えてよかったなと思ってます。
自分が良いと思ったものが
誰かの悩みにとって解決になりそうであれば
共有したいと思う心理は、当然の事。
もちろんそれは、カットにもヘアカラーにもヘアケア商品にも同じ事を思ってます。
ヘアカラーが良い悪い
ヘナが良い悪い
どっちが正解不正解でなく
必要な人に必要な施術をお届けしたい
そんな思いです。
参考になれば幸いです。