こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。
石垣島のヘナ畑へ、久々の訪問
1年間、毎月通っていたあの畑
季節ごとのヘナの表情や
手入れの手間ひまを
肌で感じて学ばせてもらっていた場所です。
4月の石垣島は
初夏のような陽気!
暑いだろなぁと思いきや
今年は冬も少し寒かったようで
春らしい過ごしやすい気候でした!

相変わらず、空はどこまでも広く
風もふんわり優しい。
空港降りて、ふっと香る
自然の匂いもまた良いんですよねぇ。
福岡とはまったく違う、時間の流れがあって
力がスッと抜けるような
勝手に久々の実家感!笑
(実家は石垣島ではありません)
個人的には、石垣島は曇りが涼しくて好きです。
風が気持ちよくて、湿度もほどよくて
今回の気候は、本当ええ感じです。
春はベストシーズンだと思ってます。
おばぁのヘナ畑到着

この畑をずっと守り続けている
おばぁに会うのも久しぶり!笑
ひょっこり、小さな体で
まだまだしっかりと、足を運んで歩いてくるおばぁ
(90うん歳)
元気やなぁ。
「来たねぇ〜」って笑いながら

日焼けした手
ずっとこの畑に触れ
育て続けてきた歴史を思うと
手仕事をしてる自分としては
より感慨深いですね。
たぶん
おばぁが日本で最初にヘナを栽培した人
誰もやってなかった時代に
ひとりで、石垣島の風土と向き合いながら
種をまき、育ててきたそう。

すごいとか偉いとか
そんな言葉じゃ言いきれない重みや
積み上げてきた工夫が畑にあって
なんかいいんすよね!笑
畑は相変わらず
風がよく通る場所で
葉っぱの揺れる音に聞き入ってしまいます。
ヘナも元気に育っていて
すぐそばで見てるだけで呼吸も心地よいです。
石垣島で光をたっぷり浴びたヘナの葉は
つやつやとしていたり、虫も飛んでいたり
自然の濃淡が、心落ち着きます。
葉の色や香り、質感、この空気感は
言葉では表せないんですよねぇ。

人の手と自然がちょうどよく重なると
こんな風に育つんだってことを
何度もここで話を聞いて
見せてもらってきました。
あらためて感じたのは
「手をかけすぎず、でも放っておかず」
という自然との向き合い方。
何事も
整備されすぎたり、手を入れすぎるよりは
ある程度自然体のもののほうが
直感的にバランス良く心地よいんですよね。
整備されすぎたものって
ある意味、無機質で個性がなくなっていき
最終的に、不自然さ、違和感に繋がる気がします。

髪を整える行為の奥には
畑でのこういう自然との関わりが
ちゃんとあるってことを噛み締め
定期的に、自然にふれて感じる事は
忘れないように心がけないとなぁと。
ヘナも湯シャンも、ただの技術じゃなくて
暮らしや考え方、生き方に
近いものなんかもしれませんね。



4月は挿し木の季節
葉が伸びはじめる季節に沢山仕込みます
ヘナは強いので、7割から8割はしっかり根を出します。


作業途中に差し入れも頂き
ヘナや石垣島について雑談。
今年の冬は寒かったそうで
少しヘナも枯れる部分もあったのだとか。
その他諸々、質問させて頂きましたが
それにしても、石垣島の方言の音は
なんか心地よさがあるんですよね。
音程なのか?スピードなのか?
癒やしBGM化していて、とても落ち着きます。笑

4月の石垣の光と風と土、おばぁの笑顔
やっぱりここには
ちゃんと芯のある時間が流れてますねぇ。
また来れて良かった!
※1年間石垣島ヘナ渡航を支えてくれた、10人のスポンサーの皆さんには本当ぅに感謝申し上げます。おかげ様で、最高の出会いに巡り合いました。
それでは、皆様
サロンにてお待ちしております。
おまけ
石垣島の風景
今回は山を登りました。









282メートル
保護策もなにもない頂上の岩の上



千本足のガジュマル
