ヘナをしてると少しぱさつく気がします。

こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。 

ハリコシは出てきた感じあるんだけど、なんか最近パサついてきたような気がします。

はい。今日もよろしくお願いします。

自然なもの=しっとり潤うってイメージがあるけど、ヘナってそう単純でもないんですよね。


ヘナは天然100%の植物で

歴史的にみても髪に優しいのは確かです。 

でも、いわゆるしっとり成が入ってるわけじゃないんです。

ざっくり言うと、ヘナにはタンニンっていう成分があって、 

髪をキュッと引き締めてくれる働きがあります。 

これがハリコシの一つの正体なんですが

場合によっては 

「ちょっと硬く感じる」

「乾燥してる?」みたいに思う方もいます。



じゃあ、どうすればいいのか。 

まず認識しておいてほしいのが、

ヘナ後の髪は変わるということ。

引き締まってるぶん

ヘナ以前と比べて、違和感があるんですね。 

だから、乾かした後にうるおい補給をちょこっとしてあげると

バランスが取りやすくなります。

ドライヤー後に天然のオイルをほんの少し

毛先になじませるだけでかなり違います。

「1滴って…意味あるの?」って思うかもしれませんが、 

意外とそれでちょうどいいです。

使いすぎると逆に重くなるんです。

それと、乾かし方も大事。 

表面だけバーッと乾かすんじゃなくて、 

髪の根元に空気を入れるイメージで乾かすと

仕上がりは柔らかくなります。 

冷風なども交えながら、手ぐしで整えながらゆっくり。 

某高級ドライヤーの強風、熱風で乾かすと

パサつきが出やすくなりました

なんて方もいらっしゃったので

こういう小さなコツの積み重ねが、意外と大きな差になるんですよね


この前、お客さんに

「松枝さんって、運がいいですか?」って

言われたことがあって

そのときは「どうなんですかねぇ?」と

笑ってたんですけど、 

その後も、なんか引っかかってて

運がいい、って何だろうなぁて考えた事がありました。

自分では、そこまで「ツイてる!」って

感じたことって少なくて。 

最初から思い通りにいったことばかりじゃないし

どちらかと言えば

遠回りしてきたなと思うことの方が多いです。

でも、改めて思い返してみると、

節目節目で「ちょうどいいタイミング」に 

必要な人やモノとの出会いがあったな

とは思います。

ヘナとの出会いもそのひとつだと思います。

なんとなく合ってないなって

感じていた頃に出会って

「これなら無理なくやっていけそうだな」って

思えたのを覚えています。

それがきっかけで、

湯シャンの発信も、施術の向き合い方少しずつ変わっていって

ヘナを深めにインドへ、カットを深めにロンドンへ

今のお店のスタイルになりました。

だからもし「運がいい」って言ってもらえるとしたら


それは、たまたまいい人たちに出会えたから

なんだろうなと思います。

それこそ、「最近ちょっとパサつくんです」みたいな


小さな違和感を

話してくれるお客さんがいるってことも含めて

そういう何気ない会話のなかに 

「じゃあもう少し、こうしてみようかな」って

気づきがあったりします。

パサつきって、悪いことじゃなくて

髪の状態を教えてくれてるだけ

そんなサインに気づけるのも

実はとても感覚を大切にしている証拠であり

ありがたいことだなと思います。

日々の髪も、出会いも、

なんとなくの巡り合わせ

自然現象っぽいなぁと。

タイミングや流れのなかにふわっと

現れるものなんだと思います。

参考になれば幸いです。