こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。
今でも湯シャンを続けていますか?
はい。続けてます。
言うたら話しは、ここで終わりなんですが、笑
久々の更新なので、
今日も書いて行きたいと思います。

湯シャン歴が長くなってくると、なぜか聞かれるこの質問。
「で、今でも湯シャンやってるんですか?」
湯シャンって、続けられそうで続けられない?
「やってみたけど無理でした」
「3日でギブアップしました」
「くさくなりそうで不安で、やめました」
これは、お客さまと湯シャンの話をするときによく出てくるフレーズたちです。
そう、湯シャンには「続かない」という前提がどこかにあるように感じます。
たしかに、シャンプー文化にどっぷり浸かって生きてきたわたしたちにとって、
お湯だけで髪を洗うって、ちょっとした冒険です。
しかも、それを
ずっと続けている人がいるとなると、
なんだか修行僧みたいに見えてくる。
だからこそ、「今も続けてますか?」という質問が出てくるのかもしれません。
本当にできるの?
我慢してるんじゃないの?
ビジネスエンタメしてるんじゃないの?

そもそも湯シャンに「成功」も「失敗」もない
「湯シャンが続く」=「成功」
「途中でやめた」=「失敗」
こういう風に、どこかで「湯シャンに勝たなきゃ」みたいな感覚がある方が多いです。
でも、そもそも湯シャンって
勝ち負けの話じゃないです。笑
湯シャンになると、なぜか「やめたのか?」って方向に行きやすい。
これはきっと、
湯シャンに“挑戦”とか“こだわり”とか
そういう色がついて見えるからなんだと思います。

湯シャン=絶対に何も使わない
というストイックな縛りを、自分に課しているわけではありません。
ただ、日常的には湯シャンが心地いい。
それが続いている、という感覚です。
ここで誤解のないように書いておきますが
誰にでも「湯シャンが合いますよ」とは言いません。
正直に言うと、「合わない人もいる」と思っています。
たとえば、
物理的に言えば、整髪料を多く使う習慣のある人
精神的に、どうしてもお湯だけでは気持ち悪いと感じる人
こういった方にとっては、湯シャンがストレスになる可能性があります。
合わないことを無理に続けるのは心にも優しくありません。
誰かと比べる必要もないし、成功とか失敗とかもない。
湯シャンをしていても
たまにはシャンプーたくなる日もあってもいい
自然なケアが好きでも
科学の力に助けられる瞬間もある。
そういう一見バラバラに見えるものを
無理やり一つにまとめなくてもいいと思うんです。
ナチュラルかケミカルか
西洋か、東洋か
白か黒か
続けるかやめるか
そうやって線を引いてしまうと
せっかくの“揺らぎ”や“余白”がなくなってしまいます。
矛盾しているように見えても
それが今の自分にとっては自然
曖昧に感じても、それが一番リアル
湯シャンを続けながら
ときにはシャンプーも使う
自然派を大切にしながら
デザインや技術も楽しむ
どちらかを否定するのではなく
どちらも知ったうえで
自分の「きれい」を更新していく。
ナチュラルとケミカル
内面と外見
やさしさと芯の強さ。
そういった“対立するもの”を
どちらかに決めるのではなく
両方を持ち合わせながら
美しさを追いかけていく。
そんな姿勢こそが
今の時代の「綺麗」なのかもしれません。
今日もやわらかく、自分なりの心地よさで過ごします。
参考になれは幸いです。