エジプト香りの勉強 最終日まとめ

エジプト最終日

この日は、朝起きて荷物をまとめ

ホテルをチェックアウトして

空港へ

振り返れば、この一週間

“香りの勉強” を超えて
沢山の経験ができました。


香りを身にまとうではなく

整えるために使うという考え方は

サロンでの香りづかいのアイデアにも


博物館で見た髪と香りの歴史

古代の人が使っていた香油瓶、鏡、ウィッグ

ミイラの髪に残っていたヘナの色

美しく整えることは

人が長い時間をつないできた文化であり

今が、その長い歴史の続きにあるのだと思うと

一つの仕事が少し尊く感じられました。



シワオアシスで触れた自然の治癒力

塩湖での体験、砂漠でのアーシング、星が落ちそうな夜

美容室の施術のなかでどういう余白をつくれるのか?

イスラムの幾何学と精神性

緻密な模様は、ただの装飾ではなく

美しさの中には法則がある事

心地よさ、気持ち良さを

教えてくれているようで

カットやデザインを整えるという行為に

もう一段深い意味がつながった気がします。

美容の問屋で感じたことは

パフュームやデオドラントの種類の豊富さ

くるくるドライヤーや癖を伸ばす道具の充実ぶり

髪質の違いが文化そのものを変えることを目の当たりにしました。

日本の髪、日本の気候、日本の暮らし

そこに合わせてどう提案を考えるか?

というテーマも浮かんできました。


エジプトを通して見えてきたこと

この旅で学んだのは、技術もしかり根っこの部分

香り、自然、文化、法則性、歴史

そして触れること

それらすべてが、美容という仕事の一部なんだと改めさせられました。

やっぱり実際に行動してみて

深まる事のほうが、圧倒的に多く

ネットや情報で知ることはできますが

触れてみる事で、腹落ちもするし

深い記憶にものこります。

今回の香りの旅も、沢山の方にサポートして頂き

本当にありがとうございます。

エジプトで感じたことが

これから訪れる人の髪に届いていくように

またサロンで一つひとつ形にできればと思います。

皆様のご来店楽しみにお待ちしております。