こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。
街の中に、大人も子供も気軽に集まれる拠点
居場所づくりをやってる友達がおりまして
そこに来る子供達の
髪の毛を切りに行ってきました。
平たく言えば昔のお寺のような感じでしょうか?
いわゆる
家庭でも職場(学校)でもない
サードプレイス的な場所です。
最近は
学校に行かないと決めた子供達も多いようで
僕も途中から学校に行ったり行かなかったり
だったので
それが良いのか悪いのか?
未来はどうなるのか?
なんてのは誰にもわかりませんが
髪の毛切るってのは
なんとなく気持ちもスッキリしますしね。
これから未来がある子供達に
小さいながらできる事があればと思い
僕も、勉強がてら髪の毛を切らせて頂きました。

髪の毛切るって
なんなんでしょうね。
はじめ緊張してても
切り終わったら、めっちゃ打ち解けてくれたり
一気に距離が近づく
不思議な感覚があります。
切る側と切ってもらう側の
関係性が近づくってのもあるし
身体の一部を
切るとスッキリするとか
気分が変わるって
なんか面白いですよね。
美容師になって
何年たっても不思議で
説明のつかない部分です。

普段のサロンワークとまた違って
出張カットって面白いし教えてもらうことも多いです。
もちろん普段と勝手が違うので
やりづらかったり
出張カットなりの
新たな課題も出てきたりして
だけど、子供達からすると
美容室よりも、慣れた場所のほうが
緊張しないし、喜んでくれたりします。
あとから聞いた話
今回カットした子も
普段は、美容室でカットクロスをつけるだけでも
すごく嫌がる子らしかったのですが
慣れた場所だったからか
すんなりカットさせてくれました。
髪の毛を切る事は
長さを切る、デザインするだけでなく
空間や関係性も大事という事を
改めて教えてもらえた気がします。
当たり前といえば、当たり前なんだけど
大人同士となると
大人であるがゆえに
気を使って
お互いにのみこむ部分もあったりするので
子供達の素直な発言やリアクションは
ハッとさせられることも多いです。

小さいながらに
自分のできる範囲で、できる事で
誰かに何かするってのは
あるいは
感謝ができるってのは
幸せな事です。
科学的にも、感謝する側もされた側も
愛情ホルモンがでるそうですし
感謝すると物欲が減って、幸せになるなんて研究もあるそうです。
美容師やってて良かったなぁと思うのは
そういった
人との繋がりや幸せにプラスして
ものづくりの一面もあります。
多分料理でも、編み物でも良いんでしょうけど
ものをつくるって
夢中になれるし、楽しいんですよね。
ドイツの哲学者ハンナ・アーレントは
人間の活動を3つに分けてます。
労働(labor)
生きるための反復的な営み(食べる・稼ぐなど)
仕事(work)
世界に“形あるもの”をつくる行為(ものづくり・建築・芸術)
活動(action)
他者と関わり、新しい始まりをつくる行為(政治・対話)
「work(仕事)」
アーレントは
人間は世界に何かを作り出すことで
自分の居場所を持つ
という趣旨のことを言っていました。
お金のための労働だけではなく
神への祈りだけでもなく
“形を残すこと”も人間らしさという思想。
(解釈間違ってたらごめんなさいだけど、笑)
髪の毛を切るって、伸びちゃうから
形として残りはしないんだけど
個人的には
ものづくりとしての深さや楽しさがある
と思ってて
生活の中にものづくりに没入できる時間がある
美容師は(僕は)改めて、幸せやなぁと思います。
どでかく稼ぐとかとは、かけ離れてるけど
美容師って
本当充実した幸せな時間がすごせる
仕事なですよねぇ。
さらに、カットした子とかが
いつかどっかで
ものづくりの楽しさに気づいたりしてくれたら
めっちゃくちゃ嬉しいし
ヘアスタイルは残らない
切った瞬間、人生激変なんて事は
ないかもしれないけど
カットした子供達の心の中に
楽しかった思い出や、なんかしらの気づきが残れば
ほんの少しだけ
未来に希望をたくせるかもしれないし
大げさに言えばそんな事もあるかもなぁなんて。
まぁまずは我々大人が楽しまないとですね。
サロンワークでも、もっとできたらいいなぁ。
勉強なりました。
場所提供してくれた
ありがとうでしたー