ハサミの製作所。和歌山県、菊井鋏製作所

こんにちはモイヘアサロンの松枝です。

美容師になって20年以上。

これまで何丁ものシザーを使ってきましたが

美容師になって初めて買ったシザー

それが、菊井鋏製作所のシザーでした。

まだ技術も経験もなく

当時の先輩から

「最初は、長く使えてオールマイティに扱いやすいハサミがおすすめだよ!」

といわれ、おすすめされ購入した一本でした。

今回、そのシザーが生まれた場所

和歌山県にある菊井鋏製作所を

訪ねる機会をいただきました。


完成したシザーを使うことはあっても

「誰が、どんな想いで、どのように作っているのか」を

知る機会は意外とありません。

だからこそ、一度きちんと目で見てみたいと思っていました。


工場へ入ってまず感じた雰囲気。

大きな機械が動き続けるロボット的な工場を

想像していましたが

聞こえてくるのは研磨する音

派手さはありませんが

静かな空間に

一本一本に向き合う

職人さんの集中力が流れていました


一丁のシザーになるまで、何度も磨かれていました

少し削り

刃先を見つめ

また少し削る

その繰り返し

僕には違いが分からないほどのわずかな調整

それでも、そのわずかな違いが

切れ味や使い心地を左右するそうです。


数字では表せない世界

長い年月をかけて磨かれた感覚

最終的にはマニュアルではなく

自分の感覚を信じて判断する

そんな仕事だからこそ、職人さんの姿勢に圧倒されました。


今回は、美容師になって最初に買ったシザーも持参しました。

「このシザー、美容師人生で最初に買った一本なんです。」

とお伝えすると

刃の状態を見て、ネジの動きを確認しながら

「メンテナンスしたら、まだ使えますよー」とのこと。

長い年月使ってきたシザーが

生まれ故郷へ里帰りしたような感じで

不思議な安堵感がありました。


菊井鋏製作所は1953年創業

70年以上にわたり、理美容シザーを作り続けているそうです。

時代が変わり、機械が進化しても

最後は人の手と感覚で仕上げる。

流行を追い続けながらも、本当に良いものを長く作り続ける。

その姿勢は、学ぶ事が多く

目指している美容師のあり方とも重なります。

便利な道具や新しい技術は増えました

でも、お客様と長く付き合えるように

勉強する、仕事をする。

毎日当たり前のように握っているシザーも

その向こう側には

それを作り続けている、メンテナンスしてくれてる職人さんがいます。


そのシザーで僕は

みなさんの髪を切り、コミュニケーションがうまれてます。

そんな当たり前のことを

改めて考えさせていただいた一日でした。

美容師人生で最初に買ったシザー。

その生まれ故郷を訪ねることができた今回の見学は

僕にとっては、単なる工場見学でなく

美容師としての原点を思い出す

まさにアナザースカイでした!笑

菊井さん、菊井鋏製作所の皆さま

貴重なお時間をいただき

本当にありがとうございました。

菊井鋏製作さんの公式サイトはこちら

話は変わって、サロンワークですが

お盆も休まず営業致します。

毎年変わらず休まず営業させて頂きますので

帰省のさいに、声かけて頂けたら幸いです。

普段からお会いしてる方も

久々に顔出してみようかなぁという方も

県外へお引越しされた方も

何年か離れてた方も

お盆は、帰ってくる場所があることの大切さを感じる季節

しばらくご無沙汰している方も

どうぞ気兼ねなくお声かけください。

「また来てもいいのかな?」と思わなくて大丈夫です。

いつでも、お待ちしています。