天然100%ヘナをされているとのことですが、ヘアカラーは優しいものでしょうか?

こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。

天然100%ヘナをされているとのことですが、ヘアカラーは優しいものでしょうか?

はい。


ヘアカラーですね。

今の時代はインターネットって沢山の情報があり

様々な商品の仕入れも可能になりました。

ヘアカラーはどのサロンさんでも

仕入れが可能である

商品を使ってます。

オーガニックカラーや

〇〇カラーなど

色々ありますが

ヘアカラーはどれもヘアカラーです。

ヘナとヘアカラーは

仕組みが(枠が)違いますが

ヘアカラーは

あくまでヘアカラーの枠のなかで

メーカーさんそれぞれの

こだわりがあるという事で違いは

ありますが、

ヘアカラーはヘアカラーです。

〇〇メーカーは発色がいい!

〇〇メーカーはダメージレス!

など美容師さんの好みで

仕入れも変わってくるでしょうが

そもそものヘアカラーの仕組みは変わりません。

というより、どのメーカーさんも

商品を試行錯誤して作ってますので

今時あまりにも

粗悪なものはないように感じます。


その中で、できる限り髪の毛に負担をかけないよう

ヘアカラーレシピを考えます。

細かな部分になりますので

美容師さん向けの話になってしまいますが

例えば、毛先に使うお薬

10アッシュを目指す場合

10アッシュ単品を使うのではなく

6アッシュとクリアで配合します。

(補色うんぬんは、ひとまず置いておきます)

6アッシュは10アッシュと比べて

アルカリの量がそもそも少なく

クリアはコンディショニング効果の高い成分が多いので、

更に6アッシュのアルカリ量を減らしてくれます。

6アッシュが持っている多い色素量も

クリアで薄めることで10アッシュと同等の色素量に調整します。

毛先にはアルカリはさほど必要がないので

そうやってなるべく負担にならないような

処方を考えてます。

白髪染めの場合も

時と場合によりますが

おしゃれ染めの4ベージュや12のベージュを配合する事で

白髪染め独特の濁りの少ない

透明感のある色味の

白髪染めを楽しんで頂いてます。

最近は随分改良されてきましたが

白髪染め単品だとどうしても、濁りというか

ブラウンが強い印象なんですよねぇ。

それはそれで良い時もありますが、

透明感のある白髪染めとなると

おしゃれ染めを配合して作るほうが

透明感はでます。

白髪が伸びてきた時の境目も

曖昧になったり。

ご希望に合わせて配合してます。

髪の毛の負担を極力へらして、鮮やかな発色の

レシピを考えるようにしてます。

ハイライトもローライトも

髪の毛の褪色や、白髪の分量にあわせて

入れたり入れなかったり。


どれだけいいカラー剤があったとしても

使い方ひとつで

良くも悪くも変わってしまいますので

カラー剤そのものが良いものなのか?悪いものなのか?

という議論もたしかにあるかもしれませんが

配合や使い方、デザインのほうが

サロンや美容師さんによって違う

と考えたほうが

良いかもしれませんね。

ヴィダルサスーンロンドンでも

お客様と話し合った結果

素材の美しさを損なう施術であれば

お断りする事もある

と、おっしゃってました。

お客様がうちのサロンを出て

サスーンでやってきたのよ!と言ったときに

いくら希望の色味に仕上がっていたとしても

もしその髪の毛がボロボロだったら

それが、マイナスブランディングになるから

マイナスな事はしない。という考え。

デザインもそうですが

まずは髪の毛の素材を傷めたくない

健康的な美しさの為に

配合はどうなのか?しっかり考えるべきであります。

ヘアカラーが肌に合わない場合は

ヘナ染めもあります。

参考になれば幸いです。