毎回髪の毛を染めても、すぐ髪の毛が明るくなります。暗くしたとして、それを維持するにはどうしたらよいですか?ヘナ染め?ヘアケア?

こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。

毎回髪の毛を染めても、すぐ髪の毛が明るくなります。

暗くしたとして、それを維持するにはどうしたらよいですか?

はい、今日もよろしくお願いします。


いいテーマで、現場でめちゃくちゃ多い悩みな気がします。

まず前提として

「暗く染めたのに、すぐ明るくなる」は、

あるあるの現象です。

ヘアカラーの仕組みとして

色を“入れている”だけじゃなくて

“元の髪の毛の色を削っている”からなんです。

明るくするために髪色を削りながら

目的の色味を発色させるという事を

同時進行してます。

髪の中には色素があって

カラーをするときにこれを分解して

その隙間に染料を入れています。

この染料は、ずっと居座るわけじゃなくて

シャンプーや紫外線、日常のダメージで

少しずつ外に出ていきます。

すると

中に入れていた色が抜けて

もともと削られて明るくなった土台だけが残り

結果的に

「暗くしたのに、だんだん明るくなる」

という流れになります。


対策としては

まずヘアケアである程度は延命できます。

ヘアカラー専用のシャンプーを使う

熱ダメージを減らす

乾燥させすぎない

紫外線をさける

このあたりで、色落ちはゆるやかにはなります。

ただ正直に言うと

これはあくまで延命処置であって

“完全に止める”ことはできません。


そこで選択肢として出てくるのが、インディゴ染め

ヘアカラーで明るくなった髪に

ヘナ染めで使うインディゴを重ねる事で

黄やオレンジになってしまった毛先に

藍色を加えた、落ち着いた暗さに染まります。

2回、3回と重ねていくと

かなり色が定着してきて

「全然落ちないなこれ」という

状態に近づいていきます。

ベースの明るさや色味によりますが

こんな感じとか

こんな感じとか

こんな感じとか

あくまで色はイメージであり

自然のものを使って染めるので

微細なコントロールもできませんし

この色!という断定的な色にはなりません。

落ち着いた色味で、重すぎない感じ?

をキープできるようになります。


ただし、デメリットもあります。

一度しっかり染まると、明るく戻す時に

履歴を理解したうえでのコントロールが必要。

インディゴ染めは、天然の草なので

毎回まったく同じ色にはならない。

つまり、ヘアカラーみたいに

「今回この色、次この色」みたいな精密なコントロールは苦手です。

その代わりに

回数を重ねながら

じわっと狙った明るさに近づけていく

そんな付き合い方になります。

ヘアカラーと違い、インディゴ染めは

染まってしまえば、なかなか色落ちしません。


そもそも大事なポイントとして

毛先に何度も「ヘアカラー」を重ねるのは

おすすめしません。

どうしても黄色っぽく抜けやすくなったり

質感がパサつきやすくなります。

その点、インディゴ染めは、ヘアカラーに比べると負担は穏やかなので

毛先が黄色くなりやすい人

赤味を抑えて落ち着かせたい人で

カラーチェンジの予定がない

負担を少なく染めたい人には相性がいいです。 

毛先が黄色く抜けると傷んでみえますからねぇ。。。


ヘアカラーは時間とともに明るくなる仕組みがある

ヘアケアで多少は長持ちするけど限界はある

暗さをキープしたいならインディゴという選択肢がある

ただし「落ちにくい=戻しにくい」という性質もセット

なので

「ずっと暗めでいい人」には、かなり向いている方法です。


最近ヘアケアの見直しをしていて

また美容が楽しいです。

美容室について、お客さんについて

自分が行う事、好きな事、使ってるもの

流行、伝統

そういう事をずーっと

ぐるぐる何周も何周も考えてます。

だけど、ここで陥りやすいのが

考えすぎてマニアックにすぎても

それは美容師側のエゴで届かない場合もある。

こだわりすぎても

美容師でない人の感覚とのズレがでる

細かい事で言えば

美容師はブローアイロンは日常だけど

美容師でなければ、練習もいるし、手間に感じる

とか

美容師でなければ、トリートメントとコンディショナーの違いについても

曖昧だったり、そういうところから改めて見直し。

美容師のこだわりと

美容師でない人の感覚や目線の違い

お手入れがどこまでできるか?

ブログ書くにしても

髪の毛の構造や、◯◯成分の話しよりも

届きやすい言葉で書く意識だったり

営業も、ヘアケアも、伝える言葉も、

文章の長さも、どこでバランスをとって

どのあたりに点を打つかが

人によって違ったりもするので

改めて難しいし、楽しい。


話すぎてもくどい

話さないと伝わらない

美容室でできても、家で再現できない

悩み解消にピンポイントに、マニアックな製品の良さもあれば

流行のアイテムを使ってみたいという

楽しむ心もある

継続は可能なのか?

金銭的にも時間的にも手間や精神的にも。

湯シャンもヘナも

良いところだらけだけど

みんなが、みんなそうではないし

ヘアケアや、ヘアカラーが好きで合う人もいるし

答えや正解はありません。

なので、美容はずっと深掘りできて楽しめます。


今でも、毎月100名以上の方が来店してくれる事

改めて考えると、本当に凄い事ですし

好きな事が仕事にできていて

それを期待してくれる方がいて

本当幸せでありがたい事です。

最近は、大きくしたり、バズったり、前に出たり

というよりは

永く続くものを、たんたんとやり続けられる難しさ

の方向に、興味が動いてます。

目の前を楽しめるように、楽しんでもらえるように

芯は変わらず、世間の空気をみて少しづつ微調整しながら

細く長く変わらず、そこにあり続けるために

これからも精進します。