こんにちは、モイヘアサロンの松枝です。
湯シャンって知ってるけど、本当にお湯で流すだけなんですか?
はい。今日もよろしくお願いします。

湯シャン
その名のとおり、お湯で流すだけです。
今は調べりゃなんでも答えらしきものが
出てくる時代。
最近は「検索」というより、AIに「聞く」
チャット形式にだんだん移行してきましたね。
AIに聞く、またYouTubeなどで動画解説を見る
そんなところが支流な気はしますが
ご来店頂く方がいらっしゃるということは
コミュニケーションとして
生身の人間に確認したい
みたいなところは
まだまだ残っているのかなぁ
とは思います。

↓実際に湯シャンで3年間髪の毛を伸ばした記録
↓湯シャンの洗い方
↓シャンプーのやり方
↓実際に湯シャンで伸ばした髪の毛
動画用に少し丁寧に洗ってますが
実際は、もう少し短いです。笑
「湯シャンってお湯で流すだけですか?」
「そう!お湯で流すだけです。」
「え、教えてよ」
「え、教えても何もお湯で流すだけだよ」
だいたい毎回こんな会話になってしまいます。
聞いたことはあるけど
実際身近にいない
そして美容師がやってるというのも
不思議なんやとは思います。
美容師の友達にヘアケアを聞くのであれば
おすすめのシャンプーとかのほうが
確かにしっくりきます。
何でやってるのか?
何で湯シャンなのか?
自分にとって
湯シャンが良いと思ってるからで
答えはあっけなく
もても心苦しいのですが
それも、それ以上でもそれ以下でもないんです。
ヘアケアに関して「正解」は存在しません
髪の状態、趣味嗜好、心の持ちよう
その人その人に合ったものを
使って頂くのが良いかと思います。

湯シャンやヘナの事を
ここ数年ずいぶんと
ブログに書きためてきました。
物事を考えていると
どうしても最終的に頭の中に
厨二病が出てくるんですよねぇ。笑
そもそも、1つの物事を分解していくと
理解したような気にはなるけれど
結局は「わかっていない」という
ところに戻ってくる気がします。
むしろこうである!
湯シャンは正しい!
このシャンプー以外ありえない!
2025年はこの髪型が正解だ!
なんて断定的な表現は
考えれば考えるほど、使えないはずです。
湯シャンに限らず
例えば「美しさ」という事でも
考えていけば考えるほど
そうかもしれないし、そうてないかもしれない
というところに、たどり着きます。

それでも、理論を深めたうえで
体験することには確かな楽しさはあります。
すべてが虚無、虚像であることを
本質的に理解したうえで
なお生きることへの情動にフォーカスする
どうせ最終的には「わからない」のだから
世の中のルールっぽいものに
身を任せて楽しめばいい
という考えもあるのかなぁと。
何の役に立つかもわからない
難問を研究したり、考え続けたりしながら
時間を使いそれを味わっている。
考える時間が余計にあると
悟りのような境地に触れ
「全てを理解した」と錯覚して
舞い上がってる人もみかけますが
それは特別なことではなく
みんな同じような事を一度は
考えたことがあって
まぁよくある人の姿なのかなぁと。
頭では原点を理解していても
社会や習慣の流れに流されていく
そうした人間の性質こそが
無数の「流行」を生み出しているようにも
考えられます。
だからこそ、湯シャンはこの先もきっと
メジャーにはならないと思います。笑
なので、湯シャンを理解してもらおう!
とは、僕はあまり思ってなくて
湯シャンにせよ他のヘアケアにせよ
それぞれが、それぞれに
流れの中で楽しむ事が
美容なのかもですね。
わかっていても流されちゃうって
それもまた人間らしくて、愛おしいところです。
湯シャンにチャレンジしてみたい方は
何なりとご相談ください!