こんにちは、モイヘアサロン松枝です。
市販と美容室のヘナ、どう違うんですか??
はい。今日もよろしくお願いします

市販のヘナ
手軽に手に入るので、誰でもすぐに試すことができます。
ただし、市販のヘナは純粋なヘナだけではなく
他の植物や添加物が含まれていることがあるんです。
そのため、色味や仕上がりにバラつきが
生じる可能性も考慮しておかないといけません。
質感の変化も、髪の状態によっては注意が必要です。
美容室の場合
それぞれのサロンが厳選した
純粋なヘナが使われることが多く
髪に優しい仕上がりが期待できます。
髪質や、根元、毛先にと
それぞれ合わせた施術を行うので
よりナチュラルな色味も期待できます。
市販のヘナに比べると、手間がかかりますが
やはり仕上がりの違いは感じやすいと思います。
もちろん、市販のヘナも
見分ける知識や、理解があれば悪くはないのですが
髪の健康や仕上がりを考えれば
一度美容室で相談する事はオススメです。
自分の髪に合った最適なケアができるので、
安心してリラックスして施術を受けられるのも
大きなポイントです。
逆に言えば、覚えて理解してさえしまえば
ご自身でもできるというのは、ヘナの良い所です。

人に何かを伝えるって、けっこう難しいです。
というのも、みんなそれぞれ違う経験をしていて
積み重ねてきた感覚や
こだわりの「クセ」みたいなものが
どうしても、じわっと滲み出てくると思うんですよね。
たとえば、同じレシピで作った味噌汁でも
「なんか、お母さんが作るとホッとするなあ」って思うことありませんか?
それって、材料や手順だけじゃない
その人がこれまでに感じてきたこと
思い出とか、季節を感じながら、相手を思いながら台所に立った時間とか
そういう積み重ねてきた感覚が
ふと味に、にじみ出てるからだと思うんです。
だから、どんなに丁寧にレシピをなぞっても
お母さんの料理そのものにはならない。
それは、技術が足りないとか
センスがないとかいう話じゃなくて
ただ、技術をなぞるだけでは、
どうしても届かない領域がある気がして
考えすぎかもしれませんが
伝える、共有する事は
細かい事を考えると
案外むずかしく感じるんです。

僕がヘナや湯シャンを取り入れてる
って聞くと
「きっとスピリチュアルな感性が強いんだろうな」とか
「エネルギーとか気とか、自在に扱えるんじゃないか?」とか
「食にも相当こだわってそう!」みたいな
イメージを持たれることがあります。
いや、そういう部分がまったくないわけじゃないんです。笑
でも、自分としてはそんなに意識してるわけでもなくて、
どちらかというと、自然な流れのなかで
無理なく選んできたにすぎなくて
気づけばこうなってた
くらいの温度感なんですよね。笑
そういう「自分が思う自分と、人が感じる自分」の違いに気づくまでに
時間がかかることもあるし
うまく言葉にできないまま過ぎることもあったり。
だからこそ、一人ひとりと
少しずつ、噛み合わせを探していく感じが
大事なんだろうなと思ってますし
美容師の醍醐味だと思います。
なので「これが正解です」と伝えるというより
「こういう選び方もあるよ」というスタンスで向き合っています。
自分の感覚や生活スタイルに合うかどうか?
髪にとって無理がないかどうか?
それを一緒に確かめながら、少しずつ整えていく。
そんなふうに、自分に合った選択肢を見つけていく時間って
案外すごく贅沢なことなんじゃないかと思います。
効率や時短だけじゃ測れない
心と体と美容の間を感じられる時間というか
ほんのちょっと立ち止まって
「どう感じてるかな?」と耳を澄ませるような。
髪は、毎日目にするし、手に触れる。
その質感や、色の変化の中に
そういう小さな発見を積み重ねることが
自分を知ることや、整えることにつながっていくのかもしれませんね。
参考になれば幸いです。
