湯シャン 臭い ベタ付き

湯シャンで1番みなさんが気になっているであろう事はこの2つでしょう。

臭い

ベタ付き

だと思います。

この2つは、お客様から必ず問われます。

まずは、ここの問題をクリアにしておきたいと思います。

結論から言うと、きちんと湯シャンを行えば、臭いは減って、嫌なベタ付きはでません。

ここを理解していただく為に、今回の記事は少し長くなりますが、是非最後まで読んで下さい!

そもそも、美容師がシャンプーをしないってどうなってんの?って思いますよね。笑

結構そこはお客さんに突っ込まれますが、お風呂で頭を洗う時は、シャンプーもトリートメントも何も使いません。ブラシで梳かしながらシャワーを流してます。

終了です。

繰り返しますが、シャンプーはしません。
頭皮や髪の汚れ、皮脂、埃、抜け毛です。
ペットを飼っている方は馴染みがあると思いますが、そもそも皮脂、埃、抜け毛はブラッシングでほとんど綺麗にとれます。
ブラッシングで頭皮から浮かした汚れや、髪に残っている汚れを、ブラシで梳かしながらシャワーのお湯で、洗い流します。

一度きちんと試していただくとお分り頂けると思うのですが、これだけで充分さっぱりしますし、ほとんど汚れは落ちます。
ただし、整髪料などを使われてる方は、油性のものでなく水溶性のものに切り替えて下さい。(基本的には使わないほうがいいです)

例えば、ワックスとかを使用されていると、お湯だけだとなかなか落ちないので、ジェルに変えるなど、その辺りは、ご遠慮なくご来店時に聞いて下さい!

しかし、そうは言っても気になる臭いやベタ付きは本当に大丈夫なの?と普通思いますよね?

もう少し掘り下げていきます。

シャンプー等に含まれる界面活性剤。

実は、これが全てのトラブルの原因と考えてます。

界面活性剤は、水と油を混ぜ合わせるために必要なもので、洗浄効果もあるものです。

湯シャンをはじめる前は、何にも考えずに当たり前に毎日シャンプーしていました。

産まれた時からそういう習慣だったから、疑問にも思ってなかったです。

がしかし、毎日毎日やみくもに、界面活性剤を使って髪や頭皮を洗わないといけないのか?というと、そうでもないんじゃないかな?と、湯シャンを体感して気がつきました。

僕の場合、シャンプーをやめた時のほうがフケが出ないからです。

一般的に優しいシャンプーと言われている、シャンプーの界面活性剤でも、毎日毎日使うと皮脂をとりすぎてしまい、頭皮や髪は乾燥し傷んで弱ってしまいます。

それほど界面活性剤には、洗浄効果(脱脂力)がしっかり備わってあるとも言えます。

とは言え、体感って個人差あるよね?と、なかなか信じがたいとは思います。

【シャンプー 広告 】で検索してみて下さい。1930年代〜1980年代のシャンプーの広告画像が何枚か出てきます。

外国の方は、シャンプーをそんなに頻繁にしない、ということを聞いたりしませんか?

今では毎日シャンプーが当たり前になっていますが、日本人もつい数十年前はシャンプーは月に数回だったのです。

画像元:http://www.geocities.jp/hokkaidogreen/mukashikoukokunitiyouhin.htm

こちらの画像では、5日に1度(月に6回)はシャンプーを!となっており、

たびたび洗っても髪がいたまずという文言から広告がはじまってます。

たびたび洗っても髪がいたまず!?という事は、当時の人の認識では、洗う事で髪が傷むという前提がある事になります。

もちろん、メーカーさんの努力によってシャンプーの素材が、年々体に優しくなってきたから毎日シャンプーをしても傷みにくくなった、とも考察できます。

ですが、そもそも日本人も昔は毎日シャンプーをしていなかったという事は、検索に出てくるその他の広告をみてもわかります。

必要な皮脂をむやみに取りすぎると、どうなるのか?

髪は乾燥し、トップにアホ毛がたち、毛先はバサバサでまとまらなくなります。
乾燥した頭皮は「もっとたくさん皮脂を作らないと!」と皮脂の過剰分泌がはじまります乾燥に負けじと皮脂の量がどんどんどんどん増え、次第に地肌が脂っぽい体質になり、夕方になるとトップはペタンコ、乾燥した毛先はバサバサに広がってしまいます。むしろシャンプーをするほどに、悩みが増えているように感じます。
髪が繊細で傷みやすい方は、日々シャンプーで髪の乾燥をすすめ体力を奪い、枝毛を作っている可能性もありますし、
元々皮脂の分泌力が弱い人は、分泌が追いつかず、日々乾燥が進み地肌はだんだんと弱くなり、生えてくる髪の毛は細くなり、薄毛や抜け毛が増えていきます。
逆に湯シャンで、シャンプーを使わないという選択をし、頭皮や髪に必要な皮脂を残す事で、過剰分泌はおさまり、ベタ付きはなくなり、地肌が潤い、髪にハリコシが戻って立ち上がってきます。
もちろん過剰分泌が収まる事で、脂臭いかな?等という心配も減ります。
そもそも臭いに関しては、食べ物が大きく影響していると言われていて、食べ物と頭皮の臭いについては、別の記事でご紹介させて頂いているので、良かったら合わせてそちらもご覧下さい。
髪の食事
食べ物に偏りがある人は、シャンプーをしていたとしても、臭い可能性があります。

という事で、湯シャンが影響して、臭いが出る事もなく、嫌なベタ付きもでないというのが、僕の結論です。

身体には、防衛力、免疫力、再生力があり、本当にとてもかしこく出来ています。
今回は少し長めでしたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
とはいえ、とはいえ
美容師だから洗い方が上手なんでしょう?って思われる方も多いと思いますし、チャレンジしてみたいと考えている方もいらっしゃると思いますので、次は、実際に湯シャンのやり方について書いてみたいと思います。